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当事務所では、弁護士 田中宏幸が
直接、法律相談・事件処理の対応を行います

大阪府大阪市浪速区難波中3-5-4 難波末沢ビル3階
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2017.02.27更新

Q:一人身の高齢者の財産管理方法として任意後見
   契約があるというのをお聞きしたのですが、これ
   はどういう契約ですか。

A:任意後見契約というのは、例えば、認知症の程
   度が重くなったりして判断能力が低下した場合に
   備えて、委任者(本人)の財産管理や身上監護に関
   する事務を受任者(世話する人)に委任すること
   を、予め公正証書という形で契約しておくもので
   す。
  この任意後見契約は、公証人役場で公正証書と
   いう形で契約します。契約の内容は様々ですが、
   典型的な契約内容に当事者の諸事情を加味して修
   正していくことができます。
  任意後見契約を公正証書で締結しても、直ちに
   効力が発生するのではありません。委任者(本人)
   の判断能力が低下して、家庭裁判所が任意後見監
   督人を選任した時から任意後見契約の効力が発生
   して、受任者が任意後見人として委任者(本人)の
   財産管理などができるようになるのです。
  ですので、財産管理を任意後見としてスムース
   に行ってもらうためには、任意後見契約と同時に
   前回ご説明しました「財産管理契約」を結んでお
   いて、まだ元気なうちから財産管理や身上監護を
   委任しておくと、より効果的といえます。

   弁護士 田中宏幸

投稿者: 田中宏幸法律事務所

2017.02.16更新

Q:一人身の高齢者の財産管理方法としての「財産管
   理契約」とはどういうもので、どうしたらよいので
   すか。

A:財産管理契約というのは、第三者に自分の財産管
   理を委ねることを内容とする準委任契約です。
 「第三者」は、信頼できる人であることが大切です。
    例えば、身近に信頼できる人の中に、財産管理に
  詳しい人(例えば弁護士)や、丁寧に財産管理してく
  れる人がいれば、そういう人に依頼するのがよいです。
  具体的な管理の内容としては、
   ① 預貯金通帳、印鑑、不動産の登記済権利証書・有価
     証券、貴重品等の保管
   ② 年金給付や賃貸不動産の賃料・地代の収入の管理
   ③ 賃借家屋の家賃、公共料金、介護費用、医療費等の
     支払代行等
   を挙げることができます。その他、
   ④ 介護保険の申請手続、入通院、ヘルパー、有料老人
     ホーム、社会福祉施設の手配や施設入居契約の援助等、
   介護や医療の手続の支援(これらを「身上監護」とい
    います。)についても契約内容に入れておくこともで
    きます。
     以上のような内容を財産管理契約書として作成し、ご
   自身と信頼できる第三者との間で契約の締結を行います。
   「第三者」に対しては、財産管理の報酬として、協議に
   より、定めた月額数万円を支払うことも契約内容に入れ
   ておくのが通例です。
     この契約書は、財産管理に詳しい弁護士に依頼して作
 成してもらうと便宜です。

 弁護士 田中宏幸

投稿者: 田中宏幸法律事務所

2017.02.06更新

Q:私は一人身で、両親はもとより、兄弟や子供もいません。
 それなりの財産はあるのですが、一人で生活できず財産
 管理もできなくなったときのことが心配です。何か良い方法
 はないでしょうか。

A:将来の生活や財産管理のことを今のうちに決めておくこ
 とです。そのための方法として、
 ① まず、信頼できる人との間で財産管理契約を結んでお
    くことです。
 ② 同時に、その人との間で任意後見契約をも結んでおく
    ことです。
 ③ そして、あなたの死亡後に残された財産の処分方法と
    して遺言執行者を指定した遺言書を作成しておくことです。
 これら①②③を公正証書にしておくことです。
 少なくとも上記②は公正証書にして契約しておくことが要件
 となっています。
 次回から、上記①②③についてご説明いたします。

 弁護士 田中宏幸

投稿者: 田中宏幸法律事務所