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当事務所では、弁護士 田中宏幸が
直接、法律相談・事件処理の対応を行います

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2015.11.24更新

Q:私は夫と30年以上夫婦として暮らしてきましたが、事情があって婚姻届は出していません。私たち夫婦には子供がいません。夫には妹がいます。夫が死亡した場合、私は夫の財産を相続できるでしょうか。

A:相続に関しては、内縁の夫婦は互いに法律上十分保護されていません。内縁の妻は夫の相続人にはされていませんので、注意が必要です。

夫から、「そのうち、ちゃんとするから」と言われても、あてにしてはいけません。遺言書を作ってもらうか、生前に夫の財産の名義を移転してもらうなどしておくことが大切です。もっとも、遺族年金の受給者としての「配偶者」には該当しますので、年金を受け取ることはできます。夫の勤務先からの死亡退職金については、会社に問い合わせることをお勧めします。

弁護士 田中宏幸

投稿者: 田中宏幸法律事務所

2015.11.18更新

Q:私と妻の間には子供や孫がいませんが、夫婦仲は良いです。私が死亡した場合、私の財産は全て妻が相続できるのでしょうか。

A:あなたが亡くなった場合に、妻が全て相続できるとは限りませんので、注意してください。

ア あなた方ご夫婦に子供や孫(直系卑属)がいなくても、あなたの父母や祖父母(直系尊属)が生存している場合は、この直系尊属の人も相続人になり、妻の法定相続分は3分の2になります。

イ あなたの父母や祖父母が亡くなっている場合は、あなたの兄弟姉妹が相続人になり、妻の法定相続分は4分の3になります。仮りに、兄弟姉妹が全て死亡していても、その子である甥や姪がいるときは、この甥や姪は代襲相続人となり、妻の法定相続分は4分の3のままです。

ウ 上記アの場合と異なり、イの場合は、兄弟姉妹や甥・姪には遺留分がありませんので、全財産を妻に相続させる旨の遺言を作っておけば(公正証書遺言がおお勧めです。)、あなたの全財産を妻が相続することができます。

弁護士 田中宏幸

投稿者: 田中宏幸法律事務所

2015.11.13更新

Q:前回の質問で、不動産の評価で妹と意見が合いません。どうしたらよいですか。

A:複数の不動産会社に自宅を査定してもらい、それを参考にしてみる(平均値をとる等)方法があります。

それでも意見が合わないなら、遺産分割調停の申立をして、裁判所の選任をする不動産鑑定士による鑑定評価を出してもらうことが考えられます。但し、鑑定費用はそれなりにかかりますので注意が必要です。

不動産の評価で意見が合わないときは、自宅を売却して、売却代金から必要経費を控除した残金を2人で分けるということにならざるを得ないでしょう(これを換価分割といいます。)。

 もし、遺産分割の調停で合意できず、調停不成立になり、審判に移行したときは、双方の意見を聞いて、代償分割の審判あるいは自宅の競売の審判が出されることもありますので、その前に十分な考慮が必要です。

弁護士 田中宏幸

投稿者: 田中宏幸法律事務所

2015.11.07更新

Q:先日父が亡くなりましたが、父の相続財産は父名義の土地・建物(自宅)しかありません。相続人は私(長男)と妹の二人です。私としては、父と暮らしていた自宅を手放したくありません。どのように遺産分割すればよいでしょうか。

A:遺産分割の方法としては、現物分割、代償分割、換価分割の方法があります。どの方法を選ぶか、どういう組み合わせをするかは、相続人の間での遺産分割の協議によります。

 本件で最も適切な分割方法は代償分割でしょう。あなたが自宅を取得して、自宅の評価額の半分を妹に現金で渡す方法です。一括払できないときは、減額や分割払も妹が応じてくれればそれで合意すればよいです。遺産分割協議書にその内容を書いておく方がよいです。

 自宅の評価方法は、路線価(土地)、公示価格(土地)、固定資産評価額(土地・建物)という評価方法がありますが、市場価格とは必ずしも一致しません。

 

弁護士 田中宏幸

投稿者: 田中宏幸法律事務所

2015.11.02更新

Q:高齢の母を残して父が亡くなりました。母は認知症も少しあり、自分で身の回りのことができないので、私が母と同居して面倒をみようと思います。近い将来、母の相続という問題が出てきますが、どういう点に気を付ければよいですか。

A:将来の母親の遺産分割のことも考えて、他の兄弟から母親の財産を使い込んでいるとか隠し持っているなど不本意な疑いを招かないように、母親の財産管理は誰がみても適正に処理されていることが後日資料で証明できるようにしておくことが重要です。

 例えば、母親とあなたの財産は混同しないように明確に分けておくこと、母親の財産の移動は家計簿をつけたり、領収書を残したりすること、その都度、預金通帳を通して入出金すること等をお勧めします。母親が面倒をみてくれるあなたに感謝してまとまった現金を贈与するというときも、そのことを手紙に残しておいてもらうことが必要です。

 あなたが勝手に現金を取ったとの疑いを招かないためです。また、母親が遺言書を作成できる状態なら、生前贈与については附言事項として、その贈与分は相続財産に戻さないでほしいという趣旨の「持ち戻し免除」の条項を加えてもらうとよいです。

 

弁護士 田中宏幸

投稿者: 田中宏幸法律事務所